3-4歳までは、口頭で親から招かれる場合もあり、パーティーに子供を連れて行っても、その間は親が付き添うという場合が多いようです。5歳くらいになると学校のクラスメートから招待状をもって帰ってくるか、送り迎えのときに親から直接渡されることもあります。10-11歳くらいになると徐々に子供同士で、連絡しあうようになっていきます。
招待を受けたら
まず、招待状を渡されたら、日程と場所を確認し、招待状に記された連絡先に出欠席をなるべく早く伝えます。パーティーのテーマが招待状から明確でない場合は、そのときにどんなパーティー予定しているのか聞いてもいいでしょう。それによって服装もそれにふさわしいものを着せるようにするからです。たとえば、男の子のパーティーでは、フットボールパーティーなどもあるので、その場合はサッカー着を着せればいいのです。女の子のパーティーにも、いろいろなパーティーがあるようなのでパーティードレスがふさわしくない場合もありますので、あらかじめ確認しておくのがいいでしょう。また、子供が食ものにアレルギーを持っている場合は、聞かれなくてもそのことをホストの親に前もって伝えておくのがマナーです。
プレゼント選び
プレゼントは、10ポンド前後のものを本人の年齢にふさわしいものを選ぶようにします。幼い妹や弟のいる子には、それを配慮したものだと喜ばれるかもしれません。プレゼントは、包装して誕生日カードを添えます。その場合カードを封筒のままプレゼントにセロテープでくっつけるか、包装のリボンの中に入れて、プレゼントとカードがばらばらにならないようにしましょう。後から、どの人からもらったものかわからなくなってしまうのを避けるようにです。プレゼントに関しては、私自身のやり方では、やむを得ない場合以外は、なるべくパーティーに招かれた子供に選ばせるようにします。あらかじめどのようなものがいいか案を出し合い、親からどのようなものがふさわしいかを説明し一緒に探しに行く、ということも子供の「人に贈り物をする喜びの心」を育てるいい経験になります。11歳以上になると、プレゼントの代わりに現金を渡すのが増えているようですが、私自身はなるべく物を贈るようにさせています。確かにティーンになると10ポンド前後のプレゼントを見つけるのは容易ではなくなりますが、時間をかけて贈り先の人のことを考えて選んだもののほうが、心がこもっていていい、と私は思います。
パーティー当日
パーティー場についたら、ホストの親に挨拶し、子供のみを置いていく場合は、迎えの時間を確認します。その間外出する予定の場合は、携帯電話の番号をそのときに渡すように用意しておくのもいいでしょう。子供から直接プレゼントを渡させましょう。
パーティーは、ほとんどの場合2時間と考えていいでしょう。その間軽いスナック類またはサンドイッチやピザなどが用意されるのが普通です。それらは、パーティーのテーマに沿ったアクティビティを終えたあとに子供たちのみがみんなで座って食べ、誕生日ケーキが出場し、ハッピーバースデーの歌を歌って、ろうそくを誕生を祝われる本人が吹き消すことで終わります。ケーキはその場って切って配布されるか、または帰るときに一切れ渡されます。その後は、ゲームの時間が少しある場合もあります。パーティー中にプレゼントを開くということはしません。
付き添っている場合は、タイミングを見てそのころに帰るようする。また、迎えに戻る場合は、時間どおりに行くようにしましょう。たぶん大勢の子供たちが遊びまわっている場面に到着するでしょうから、自分の子供を見つけ、子供から直接ホストにお礼を言わせて帰るようにしましょう。ホストに余裕がありそうだったら少し会話を交わしてもいいのですが、人数が多いパーティーの場合は、責任者が迎えに来たことを確認することだけで精一杯の場合もあるので、速やかに去ったほうがいいでしょう。
パーティーに参加することは子供にとって大事な社交技術を学ぶ場でもあります。後日はホストに、お子さんにとって楽しい誕生パーティーだったのか、聞いてみたらどうでしょうか。また、わが子がパーティー中、どのような振る舞いをしていたのか探るチャンスでもあります。

